プレゼントを選ぶように切手を選ぶ
メールやLINEが一般的になった今、お手紙を出す機会はぐっと減ってしまいました。
私も職場で書類を送付するために利用するなどで、対個人でなくなってきています。
文字を書くのも見るのも好きなので手紙が廃れるのは少し寂しいのですが、なかなか書くような相手もいないので難しいところ。
手書きの手紙の楽しさは、相手の姿が見えないのに文字の雰囲気で性格やテンションまで読み取れてしまう気がするところにあると思います。
手書きの温かみっていつの時代も変わりませんよね。好き!
ほぼ同じフォントで綴られる電子の文化では、どうしても手書きの手紙に敵わないところではないでしょうか。
電子が手書きの手紙に敵わない部分はもう一つあります。
それは切手。
前の部署に勤めていた際は、職場で使用する切手をよく買いに行っていました。
まとめて大量に購入するのでついついノーマルな100枚組を選びがちでした。
せいぜい便利なシールタイプを購入するくらい。
今は部署を代わって別の方が受け持って下さっているのですが、その方に変わってからは他社へ出す封書が少しお洒落なのです。
切手に可愛い柄が付いている。
私はつい機能性重視というか、事務っぽさというか、ともかく見た目を気にすることなくノーマルな100枚綴りの切手を購入していました。
無機質な社用の封筒を飾る可愛らしい切手。
隅っこのたった一箇所が華やかになるだけでこんなに違うんだ、と思いました。
普段ノーマルなものを見慣れている分、私は余計に目を惹かれてしまったのかも。
送り先の方も、普段ならなんとなく終えてしまう開封作業が少し楽しくなるかもしれません。
本当に細かいことだけど、たった一枚の切手がほんの少しだけでも非日常をもたらすことができるかもしれないんですね。
キャラクター切手とか季節の花切手だとか、使うよりも集めたくなるようなデザインがたくさん出ています。
便箋を選ぶように、切手も相手や季節に合わせられたら凄く素敵ですね!
事務的に終わらせがちな業務の中で、こんな気遣いもあるんだなぁ。
密かに心に留めておこうと思いました。