断捨離・寄付という考え方
カラーペンを買ったら、使うかどうかわからない色を一緒に買い揃える。
この色も可愛い、使ってみたい!でたくさん増えてしまったペン類。
昔、ほぼ日手帳をカラフルに飾りたくてペンやらマスキングテープやらシールをたくさん買いました。
結局私には“ページを飾る”ということがうまくできず、今は万年筆一本で書いています。ペンもマスキングテープもシールも、私にとってはたくさん必要なものではなかったわけです。
それに気が付いてから相当数を手放したのですが、まだまだ手元に残っています。そこから更に断捨離を進めたわけですが…
放置していたら劣化していくマスキングテープと違い、ペンは乾くかインクが無くなるかしない限りは使うことができます。
まだまだ使えるのに捨ててしまうのは少々忍びない。
自分が使い切れなかっただけでペンに罪はありません。かと言って手元に置いておいてもスペースを取るだけで無駄になってしまう。
どうしよう?
要らなくなったペンの処分について調べていたら、こんな答えが出てきました。
慈善団体に寄付をするというもの。
不要になったものを送ると、それを必要としている地域に送って頂けるようです。
文具だけでなく、衣類や家電まで。対象となるジャンルは多岐にわたります。
必要としてくださるならば喜んでお送りします。
ただ、なんとなく私の中ではひっかかってしまう。
だって、自分が勝手に要らなくしたものを送るわけですから……。
なんだか不用品を送り付けている気持ちになってしまうのです。
実際問題、こちらが不要でも現地の方々にとっては凄くありがたいものかもしれません。でもそれなら新品を送ってあげたい!
そんな気持ちになってしまいます。
そんな話を職場の方にしていたとき、こんな話を頂きました。
編み物の教室での話。
編み物をしているとどうしても用意した毛糸が余ってしまう。
そんな時は、被災地などに寄付をするのだそうです。
半端な余りものを寄付?と思ったらきちんとした使い道があるそうで、それは現地の方々の娯楽、なのだそう。
現地では娯楽が無い。何か集中できる娯楽があると気持ちがずいぶん安らぐのだとか。
なるほどな、と思いました。そんな考え方があるのか。
余り物を寄付ってなんとなく偽善的~、と捻くれたとらえ方をしてしまっていたけど、そういうお話を聞くと確かに悪い話では無いような気がします。
私のカラーペンも、どこかで子供たちが楽しくお絵かきをするために使ってもらえるのかな?
寄付に少し前向きになれそうな気がしました。